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Kelly Slaterとdonkey

 古い話になるんだけど、私の記憶が薄れないうちに書きとめておきます。
ミーハー話ですので興味のある方だけどうぞ・・・


今ではWCT(ワールド・チャンピオン・ツアー)は、ほとんど海外で開催されてるけど、
丸井プロサーフィンが開催されてた頃は
日本でなんとランキングトップ16の選手の波乗りを生で観戦することが出来た。
これは見ない訳はいかないでしょうと部原での大会を観戦した。


行った日はラウンド1だったので波乗り前にちょこっと観戦する程度だった。
それでも、浜辺では有名な選手がエントリーの度に横を通っていく。
平日なので、それ程観衆も多くなく、結構近くまで接近出来た。
しかし、人気のあったケリースレーターが出てくると一気に大勢の人だかり。


私も負けじとバカちょんカメラでパチリ。
ケリーも若いですね〜。


近くのコンビニでもケリースレーターと遭遇して店の外で一緒にパチリ。
この時、撮影した写真でその後一年間は他の人に自慢していたもんです。
その翌年には一宮東浪見海岸で丸井プロが開催されることになった。
5日間の開催なので今度は真剣にトッププロのライディングを観戦しようと
初日から最終日まで宿に泊まることにした。
さすが自営業の強み!!
友人の山ちゃんと二人で宿泊することにした。


宿は海の近くで民宿。
海の行き帰りによく前を通ってたので、ここに決めた。
この決定こそが今回のトリップの大きなキーポイントであった。
初日に宿に入り、お決まりの値段交渉(笑)
山ちゃんは東京人なのでクール。
値切り専門の私は交渉成立でおばさんに「5日間よろしく〜」と挨拶。
この時、おばさんに「他に宿泊客はいるの?」って聞いたら
「お宅たちとあとはクイックシルバーチームさん?だけよ」と言われたので
大会サポートの日本代理店の方たちだと思い、了解して初日の波乗りに出かけたのであった。


波乗りを終えて宿に戻ってくるとおばさんから
「食事はみんなと一緒でもいいよね?」と聞かれたので、
まぁ、部屋で二人だけで食べるより多い方がいいかなと思い「いいですよ〜」と答えた。
お風呂に入って食事が用意された場所に行くと、座敷で20帖ぐらいだろうか?
小さな宴会で使われるような広間に私たちの分と
もうひとグループの分の食事が座卓の上に並んでた。
そのグループの人たちはまだ来ていなかった。


入り口となるふすまを背に私が座り、反対側にこちらを向く格好で山ちゃんが座り、
お腹も空いたので山ちゃんと食事を始めた。
しばらくして、もうひとつのグループの人たちがやってきた。
私の背中でス〜〜〜とふすまが開く音がした。
どんな日本人スタッフかな?
と入り口の方を向いて食事してる山ちゃんも私と同じ思いであっただろう。
その山ちゃんが口に運んでる箸が止まったまま、目が開きっぱなし・・・


何があったのか?と思うのと同時に「Hello!」の声が・・・
振り返ってみると、そこにはワールドチャンプのケリースレーターが入ってきたのである。
ケリーの後ろにはジェフ・ブース(世界ランキング6位)と宮内健司プロの3人が入って来た。


私たちと同じように並べられたボリューム満点の料理に頷きながら食べていた。
すでに食べ終えた私たちであったが、
ケリー達がここで食事するのも今晩だけだろうな
という気がしたので私たちはすぐに部屋には戻らず、
食後の余韻に浸るふりをしながらお茶を飲み、チラチラとそちらの方ばかり気にしていた。


山ちゃんと口は動かさない小さな声で(いっこく堂のように)
「サイン貰っとこうよ。。」
「そうやな!どのタイミングがええやろ?」
「そら、食べ終わってやろ・・」と、
そのタイミングを見計らっていた。
ようやく、彼等も食べ終わり、退室するかな?と思ったら彼等も私たちと同じようにまったりしだした。
まず、ここがチャンスと思い、サインをお願いしてみたらケリーが快い返事をしてくれた。やさしい〜。

まさしく民宿の座敷での食事でしょ!
サインを貰ってる山ちゃん
サインを書いてから帰るのかなと思ったら、今度はその座敷で柔軟体操をやりだした。
逆立ちからはじまり、ヨガの様なストレッチ・・・
聞くところによると波乗り後に入念なストレッチをやることで、次の日にはまったく疲れが残らないと言う。
しかし、ケリーの身体の柔らかさは半端じゃなかった。。
それを証明する写真が

こ・れ・だ!

このブリッジには驚かされた。
なんちゅう身体の柔らかさ。
中国雑技団かっ!

それから、このヨガのような体勢も凄い!
左右両方これで身体をほぐしてた。
一度、あなたもやってみて下さい!
無理です・・・

それからは一緒にストレッチやろうと声を掛けられ
見様見真似でやっておりました。
く・く・く・くるしい・・・
慣れてきた頃、ミーハー根性が出てきてケリーと握手してる写真が
ほしいなぁとお願いしちゃいました。


まずは、山ちゃんと握手!
カメラを構えるといきなりケリーが思いっきり力を込めて握った!


山ちゃんも負けじと握りかえしたが、時既に遅し・・・
このケリーのしてやったりのご満悦の顔。
山ちゃんは苦笑いで返すのがやっと・・

次に私と握手!
同じようにキツく握ってくるのかなと思ったら、
今度は逆にわざと思いっきりのやられ顔・・・
ケリーは役者やのぉ〜〜〜〜
おちゃめな所を見させていただきました。
力を入れるのかな?と思ってたら
いきなりのこの演技に戸惑う私(笑)
その日はそんなこんなで大興奮のうちに夜は過ぎていきました。


翌日は朝の5時頃より廊下をバタバタ走る音で
目覚めるとケリーたちは朝一の波乗りに出発でした。
やはり、きちんとウォーミングアップしてるんですね。
私たちは朝食までもう一眠り・・・(笑)


朝食時にはちゃんとケリーたちも朝の1ラウンドを終えて帰ってきました。
彼等の朝食はもちろん宿の朝食と玄米フレークに牛乳をかけてパクパクと・・・
あまりにおいしそうに食べるので、私たちも同じ物を買ってきていただきました(笑)


それからの夜はまた、恒例のストレッチ大会に始まり、
ケリーがギターを持ってきた。
部屋に置いておけばいいものをわざわざ、ギターを聞かせたいご様子。
この翌年だったかな?
ロブ・マチャドらとバンドを組んでデビューしてたけど、
実はそれ以前にdonkey&Kellyコンビで歌っていたのだ!

これがその証拠写真!
マイクがマジックペンですが・・・
相当リラックスしてたケリー。

寝ながらギター弾くって、ギター弾いたことのある人だったら
わかると思うけど、まるで自分の部屋でのくつろぎ状態ですね。
試合の為に各国を転々と移動して、モチベーションを高めて
戦うには、やはりリラックスな時間が重要なんです。
そんな戦士たちの休息を邪魔しない様に
距離感を考慮しながら、接してました。


ところで、ケリーのライディング見てたら
足に吸盤でもくっついてるんじゃないか?って思う人も多いはず。
実際、ケリーの足のサイズはデカかったです。


右の私の靴サイズは26cm。
左がケリーの靴です。

山ちゃんが足のサイズを合わせてみても
その大きさがわかります。

今回のツアー時の板にベティちゃんの絵を描いていた。

Tシャツにも絵を描いていた。
それにサインをもらって大喜び。

山ちゃんは自分の板にもサインを貰ってた。
板にサインってなかなか、貰えないよね。

毎夜、毎夜ケリーたちと一緒に食後のストレッチをやってると、
それはもうまるで倶楽部的なノリで世界チャンプの
ケリーと同じ部屋でトレーニングしてるのが、
夢なのか現実なのか分からなくなってきます。
写真撮影も段々、日を追う毎に少なくなってきているのは
親密になるほど撮らなくなるんですね。
もう、これ以上写真撮らなくても親しくなってるじゃないか!
初対面の時ならいざしらず、こんなに毎日会ってるんだからと・・・
不思議なもんですね。


最終日の夜にケリーからボウリングに行こうか?って言われました。
もう、それこそ何がなんだか?ワケワカメ状態ですね。
それもクイックシルバー号に一緒に乗ってです。
嘘やろ〜〜〜〜

田舎町で開催されている世界大会だが、期間中はギャラリーも多く、
最終日前日の夜ともなれば遊びに来てる人も多く、数少ない娯楽場は賑わっている。
来ている人のほとんどはサーファーで少なからずとも
有名プロサーファーに出逢えないかな?なんて思ってるはず。
そんな中にクイックシルバー号で駐車場にバ〜〜ンと停めたら誰でも注目しますよね。


その車から一緒に降りてボーリング場に行く時に
スターっていうのはこんな視線を浴びるもんなんだと実感致しました。
回りからフラッシュの嵐で「おっ!!ケリーだ!!!」の歓声。
そのケリーと話しながら歩く私ってすごくない〜〜〜〜〜(笑)
ケリーはバッティングやったり、ゲームしたりで楽しんでました。
ボーリングでは実は絶対に勝ってやろうと
内心メラメラ状態だったのですが、
見事なまでに玉砕されました。
くちょおぉ〜〜〜
せめて、ボーリング位では勝ちたかった
うまい人は何でもうまいんですね・・・・
ストライクを出したケリー
しかし、ケリーと一緒にボーリング
出来るなんて想像もしてなかった。

余裕で股の間からの投球
当たり前の事だが、ボーリング場を出てもまた、
同じ車に一緒に乗り込み、次の目的地まで一緒に行く。
あのケリーと一緒に乗ってる。。
え〜〜〜嘘や〜〜〜んって何回思ったかことか。


次はTOPANGAへ
プロサーファーわんさかでした。

デリック・ホー

カラニロブとモーリスコール

ビリヤード中〜。
多分、海外ならもっと人が集まってきて大変なんだろうけど、
日本ではリラックス出来たようで楽しんでました。
ケリーも自分のカメラを首から下げて、
林家ペー&パー子みたいに撮ってたのがおもしろかったです。
もちろん、私もそのカメラで何度も撮られました。
帰国後、現像して見てるのかなと思うと嬉しいですね。


事実、翌年、翌々年も大会を見に行ったのだが、
会ったらケリーの方から声を掛けてくれて嬉しかったなぁ〜。
いきなり坊主頭にしてきたケリー
今では私も坊主頭。
今はケリーはスキンヘッド。
また、負けてます(笑)
もう、会う事はないだろうけど、
また、いつか会えれば嬉しいなぁ・・・


終わり

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2014.04.14 Monday |donkey | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark | category:ケリースレーター
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